だけど、椿くんはそんなふうに笑顔で可愛いなんて言って褒めてくれたので、ビックリすると同時に一気に顔が熱くなった。
うぅ、可愛いって言われちゃった……。
もしかしたらお世辞かもしれないけれど、嬉しいよ。
「あ、ありがとう」
ドキドキしながらお礼を言ったら、椿くんが微笑みながら片手でそっと私の髪に触れた。
「なんか、新鮮だな。こうやって、休みの日に会うと」
「う、うん。そうだね」
そんなふうにされたら、ますますドキドキしてどうにかなってしまいそうだ。
照れくさくて顔を上げられない。
するとそんな時、少し離れた場所から大きな声が聞こえてきて。
「え、ちょっとあれ、椿くんじゃない!?」
ハッとしてそちらを振り返ったら、そこには南女の制服を着た派手な女子生徒三人組がこちらを指差しながら立っていた。
「ゲッ」
その瞬間、顔をしかめ嫌そうな声を発する椿くん。
それにしてもあの子たち、どこかで見たことがあるような……。
休みの日なのに制服を着てるってことは、部活でもあったのかな。
「キャーッ! 椿くーん!」
女の子たちは、はしゃぎながらこちらに向かって走ってきたかと思うと、私と椿くんのことを取り囲む。
「何してんのー?」
「やだ、私服姿初めて見た~! 超カッコいい!」
「ちょっとー、その女誰なの? うちらとも遊んでよ~」
うぅ、可愛いって言われちゃった……。
もしかしたらお世辞かもしれないけれど、嬉しいよ。
「あ、ありがとう」
ドキドキしながらお礼を言ったら、椿くんが微笑みながら片手でそっと私の髪に触れた。
「なんか、新鮮だな。こうやって、休みの日に会うと」
「う、うん。そうだね」
そんなふうにされたら、ますますドキドキしてどうにかなってしまいそうだ。
照れくさくて顔を上げられない。
するとそんな時、少し離れた場所から大きな声が聞こえてきて。
「え、ちょっとあれ、椿くんじゃない!?」
ハッとしてそちらを振り返ったら、そこには南女の制服を着た派手な女子生徒三人組がこちらを指差しながら立っていた。
「ゲッ」
その瞬間、顔をしかめ嫌そうな声を発する椿くん。
それにしてもあの子たち、どこかで見たことがあるような……。
休みの日なのに制服を着てるってことは、部活でもあったのかな。
「キャーッ! 椿くーん!」
女の子たちは、はしゃぎながらこちらに向かって走ってきたかと思うと、私と椿くんのことを取り囲む。
「何してんのー?」
「やだ、私服姿初めて見た~! 超カッコいい!」
「ちょっとー、その女誰なの? うちらとも遊んでよ~」



