彼が私に触れる時


「好きになってくれて嬉しかった」


心が揺らぐ。


冗談でも、軽い気持ちでも

私も他の人と同じように恋愛していいんだって思えたから。


「好きだよ。今も、きっとこれからも」


彼の言葉は柔らかく

私の棘を包んでくれる。


けどそれじゃダメなんだ。


私の棘はいずれ彼を傷つける。


「考えてみてよ

デートの約束が通院があるから出来ないの。

行先の遊園地が病院なの。

家に行こうとしたらお見舞いになるの。

そんなの…」