彼が私に触れる時


普通の朝を忘れそうになるくらい

小さい頃は朝が嫌いで

自分の身体が大嫌いだった。


後遺症は毎回増えていくばかりで

ふとした時にあの時の記憶が蘇る。


その時は必ず思う。


消えてしまいたいと。


「死ぬ…の?」


「死なないよ」


死ねないの。


薬が効いてるまで私は生きている。


嫌いな身体を動かす私の心はサディスティックだ。


だから時々勘違いしてしまう。


もう治ったんじゃないかって。


普通に生活していいんじゃないかって。


だから今だって…