何を言っても言い負かされてしまいそう。 ま、まぁきっと頼る事はないだろう。 「じゃまたね莉子ちゃん。大好きだよ。」 「っ、私は嫌い!じゃあね!」 私は走って駐車場まで行って車に乗り、理人の家に帰った。 * 「…莉子ちゃんごめんね、でも好きなんだ。理人くんと付き合うまで悪あがきさせて。」 桐谷くんがそう言っていた事は私は知る由もない。