俺は莉子のお父さんとベランダでお酒を呑みながら話をしていた。 「莉子は最近どうかね?マネージャー、ちゃんとやれてるかね?」 「まだ少し心配な点はありますけど、本当に助かっていますよ。」 「そうかそうか。」 今回、莉子との同居を持ち掛けたのは俺だ。 確かに、一人暮らしが危ないという面もある。 でも俺はただ単純に莉子と一緒にいる時間を増やしたいと思った。 それをおじさんに伝えた。 莉子への気持ちと一緒に。