◆ 俺がお風呂から上がると莉子はソファでウトウトしていた。 「起きてたのかよ。寝ててよかったのに。」 「んー。だって理人と一緒に寝たいもん。」 え…いや待て。 「それは無理だ。」 「何で?今日付き合ったじゃん。」 「そうだけど、それとこれとは別。」 「やだ。だってやっと思いが通じたのに一緒に居れないの嫌だ。」 …くっそ。 「あーもーわかった。」 「やった〜!」 俺は今日、寝れない事を覚悟した。