「1年は我慢しようか。」 「殺す気。」 「結婚するまではなしっていう事も出来るぞ。」 「…ちっ。わかったよ。」 1年か。きっつ。 生殺しだなこれ。 「つーか、その前に早く付き合え。」 「当たり前。」 * それからコーヒーを飲んだ後、喫茶店を出て海斗と別れた。 「ったく。拗らせてんなぁ(笑)」 そう海斗が呟いていた事なんて知る由もない。