『再会』筆に込められたラブレター

勇斗がシャワーを浴びて出ると下着がなかった

なんで?俺ここに置いたよな

バスローブを着て浴室を出る

「莉奈、もしかして下着……」

「あっ、うん、乾燥機かけた」

「はあ、ないからびっくりした」

「ごめんね、呼んだけどシャワーの音で聞こえなかったみたいで、一時間くらいで乾くみたい」

「そっか」

莉奈はベッドの上で携帯をみてゴロゴロしていた

「何か頼む?」

「飲み物だけでいいよ、ホテル代いるからね、雨いつ止むかわかんないし」

莉奈にメニューを渡された勇斗はメニューをみてびっくりした

これ、莉奈は見たのか

食べ物のメニューと一緒にめくっていくとアメニティやラブホテルならではのモノが載っていた

莉奈は平気な顔で渡してきたが……

メニューを持ってうろうろしていた俺

「何してんの?」

「えっ、どうやって頼むのかなって」

勇斗の顔が真っ赤になっていた

莉奈はベッドから立ち上がった

「ここの電話」

「あっ、ありがとう」

またベッドに戻る

何か小さな声でボソボソ言ってるのが聞こえてくる

莉奈はそれが可愛くて思わず笑ってしまった

勇斗が戻ってくる

「もう、笑うなよ俺初めて入ったんだから」

「ごめん、二人しかいないのにそんなこそこそ言わなくてもと思って(笑)」

「莉奈はその慣れてる?彼氏いたし」

「ラブホは初めて来たよ、高校生なのにホテルなんて来れないよ、勇斗がシャワー長いからその間に部屋を見たんだよ」

「長かったかな」

「私が浴びてる間何してたの?」

「天気見てたかな、雨雲」

勇斗らしい(笑)

ここ入るの勇気いっただろうな

恥ずかしそうな仕草かわいい(笑)

今日はでも川から助けてくれたし、メットとったときに髪触ったの少しドキッとした、男なんだなー

ラブレターも勇斗のことだから必死で考えたんだろうね、それをママに見せるのも勇気いることだし……男気ある……

莉奈は勇斗の背中をじっと見ていた



「ねえ、せっかくだしスル?」

「えっ、でも避難で入っただけだから服乾いたら出るだろ?」

「そうだけどまだ雨降ってるみたいだし止まないと出れないよ」