『再会』筆に込められたラブレター

あー、駄目だ俺文才ないのかな

お盆もあっという間に終わり9月に入った

大学の夏休みも残り少なくなってきた

相変わらずサークルの後は莉奈と食事に行き送っていく

「莉奈、もう夏休みも最後だし遊びに行かない?」

「いいけど、何処にいくの?」

「それはまた考えて連絡する」

「わかった」

その週の木曜日、勇斗は教室に習いにきた

「あの、これを学祭で書こうと思ってるんですけどアドバイスいただけたらと思って……」

勇斗が母親に一通の手紙を渡した

莉奈は練習している手をとめる

「あら、これは莉奈にかしら?」

「はい」

「私?何?」

莉奈は母親の側に寄って手紙を見る

えっ、これってラブレター?

「これに対して莉奈が返事を書く感じにしたいのね?」

「はい、莉奈には何も言ってなかったですけど莉奈がよければ返事を……嫌なら莉奈は別の作品でもいいです、見る人はわかりませんから、昨日やっと思いどおりの文章が書けて」

「これなら連落ちの半紙くらいで行書でさらさらと書くのがいいわね、来週から練習しましょ」

「はい」

莉奈はまだ勇斗の手紙を見ていた

時間になり勇斗はバイクにまたがる

「莉奈、そんなに考えこまないで、俺の気持ちだから莉奈に強要はしない、ただ明後日遊びに出掛けないか?」

「明後日?わかった」

「じゃあな」