マイクロOL。

「ふーん。

でも伝統や古典ってどうやって探すの?
マイクロOL知らないよ?」

「青空文庫とかで時間があれば見つけられる。

それに教養というのは自己を再定義する力といってもいい。
マイクロOLよ。

自分がマイクロOLである以上、それらはある程度自明ではないか?」

そうなんだ。

そのとき恋愛はどうなるんだろう・・・

とあたしは思った。

好きという気持ち。

それを集めたもの。



椎子がいった。

「さ。
そんなことより恋愛漫画を探そうじゃないか?」