「お、お邪魔します…」
かずちゃんのあとに付きながら玄関を抜けると、大きな3階の天上まで吹き抜けになっている廊下にまた絶句した。
天上はかなりの広い範囲がガラス張りになっていて、空が一面見渡せるようだった。
家の中は白を基調にとても上品で明るい雰囲気を醸し出している。
「まずは、花恋の部屋に案内するよ」
かずちゃんはそう言って、広い螺旋階段を上って2階のわたしの部屋へと案内してくれた。
「さ、どうぞ」
真っ白のドアを開けると、そこは白と茶で統一されたアンティークな可愛らしい部屋になっていた。
「わぁ……かわいい!」
タンスや本棚やベッド、何もかもがわたしのために用意されたように思えるほど、わたしの好みのものだった。
「かずちゃん、全部わたしの好みだよ」
「よかった。花恋の好みを考えて僕が用意させたんだ」
かずちゃんは嬉しそうに頬を膨らませて笑った。
いくら幼なじみとは言ってもこんなにわたしのことわかってくれてたなんて。
かずちゃんの愛情を感じて、わたしの胸はチクリと痛んだ。
…どうしよう、かずちゃんの愛情を感じれば感じるほど、
わたしは、デュオを思い出してしまう……。
かずちゃんのあとに付きながら玄関を抜けると、大きな3階の天上まで吹き抜けになっている廊下にまた絶句した。
天上はかなりの広い範囲がガラス張りになっていて、空が一面見渡せるようだった。
家の中は白を基調にとても上品で明るい雰囲気を醸し出している。
「まずは、花恋の部屋に案内するよ」
かずちゃんはそう言って、広い螺旋階段を上って2階のわたしの部屋へと案内してくれた。
「さ、どうぞ」
真っ白のドアを開けると、そこは白と茶で統一されたアンティークな可愛らしい部屋になっていた。
「わぁ……かわいい!」
タンスや本棚やベッド、何もかもがわたしのために用意されたように思えるほど、わたしの好みのものだった。
「かずちゃん、全部わたしの好みだよ」
「よかった。花恋の好みを考えて僕が用意させたんだ」
かずちゃんは嬉しそうに頬を膨らませて笑った。
いくら幼なじみとは言ってもこんなにわたしのことわかってくれてたなんて。
かずちゃんの愛情を感じて、わたしの胸はチクリと痛んだ。
…どうしよう、かずちゃんの愛情を感じれば感じるほど、
わたしは、デュオを思い出してしまう……。