その後一通りの検査を受け異常なしと診断されたものの、経過観察のため一泊入院することになった。
「ところで、今何時?」
病院の病衣に着替えさせられ、携帯も取り上げられた俺には時間がわからない。
「えっと、もうすぐ午後6時ですね」
「ふーん」
そういえば、今日の打ち合わせどうなったんだろう。
一颯のことだから、うまく対処してくれたと思うけれど・・・
「・・介さん。ねえ、泰介さん」
「え?」
ボーッっとしていて、呼ばれたことに気付かなかった。
「泰介さん」
怖い顔で爽子さんが睨んでいる。
「どうしたの?」
「今、仕事のことを考えていたでしょう」
「あ、ああ」
今日だって、午後から4つほど約束が入っていた。
すべてキャンセルとなると・・・
「ダメです」
はあ?
いつもとはあまりにも違う爽子さんに、俺はキョトンと見つめてしまった。
「ところで、今何時?」
病院の病衣に着替えさせられ、携帯も取り上げられた俺には時間がわからない。
「えっと、もうすぐ午後6時ですね」
「ふーん」
そういえば、今日の打ち合わせどうなったんだろう。
一颯のことだから、うまく対処してくれたと思うけれど・・・
「・・介さん。ねえ、泰介さん」
「え?」
ボーッっとしていて、呼ばれたことに気付かなかった。
「泰介さん」
怖い顔で爽子さんが睨んでいる。
「どうしたの?」
「今、仕事のことを考えていたでしょう」
「あ、ああ」
今日だって、午後から4つほど約束が入っていた。
すべてキャンセルとなると・・・
「ダメです」
はあ?
いつもとはあまりにも違う爽子さんに、俺はキョトンと見つめてしまった。



