壱馬の右手の親指で、私の少し濡れてる目に触れたあと、ほっぺたに触れ
「い、いたたたたっ!」
思いっきり、つねられた!!
何こいつ!!
「足速すぎんだよ。疲れただろーが」
「そりゃあ、元陸上部ですから………」
これでも、中学では陸上部の短距離走に所属してて、部内で一番速かったですから?
走りには自信ありますよ?
高校じゃ帰宅部ですけど!
「知ってるつーの」
「え?マジで?」
「当たり前だろうが。同中なんだぞ」
いや、そーだけどさ!
私がいいたいのは壱馬は当時帰宅部だったんじゃん!
授業が終われば、はい、さよなら〜!で。

