「ありがとぉ!」
私が泣き止むのには時間がかかって。
予令が鳴ってて戻らなきゃいけないのに、ちゃんと泣き止んで落ち着くまで隣で座って何もせず待ってくれてる。
「はい。大丈夫?落ち着いた?」
コトンっと私の横に置かれたのは、お茶。
「うん。あ、お金!」
「いいよ!それぐらい!」
「ありがとう…………」
いただきます。
ゴクゴクとお茶を飲んで枯れた喉を潤す。
「フラれたこんなこと言うのはあれだけど」
「うん」
「友達でいてくれる?」
「いいの?辛くないの?」
「辛いかって言われれば辛い!」
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