すき。

そう言って優衣は、自分の膝を指さした。
「え?」
「おいで?」
おいで?じゃないよ!無理無理。どうすればいいんだろ。
「沙耶?これは命令だよ?」
うぅぅぅぅ。これを言われたら断れないって。
「失礼します。」
うわぁー!近くで見ると筋肉も頼もしいし、
やっぱりかっこいいなー。
「ねぇ、沙耶?顔赤いよ」
そう言われて私は慌てて手で顔を隠す。
やだ、恥ずかしい。
「み、見ない下さい!恥ずかしいです。」
私は優衣の元から離れようとすると、
一気に体制を崩した。
「きゃっ」
一瞬何が起こったのが分からなかったけど、
馬鹿な私でもすぐに状況を理解出来た。
「ちょ!優衣離して!」
こんな状況恥ずかし過ぎる。
「いやだ。離したくない。」
私は優衣の力に勝てそうな気がしないので、
抵抗する事を辞めた。