ある日、学校に監禁されました。

自分が被害にあったわけじゃないのに、頭の中が真っ白になって行くのを感じた。


許さない。


許しちゃいけない。


死ぬかもしれないから?


そんなの、こっちだって同じだ!


それなら、今度はお前らが被害に遭う番だ。


次の瞬間、握りしめた拳が近くにいた男子生徒の頬に食い込んでいた。


自分でもこんな力がどこから出て来たのか不思議なくらいだ。


男子生徒は目を丸くしたまま、死んだ女子生徒の糞尿の中に倒れ込み、悲鳴を上げている。


「お前ら、人間じゃねぇな」


新人の低い声が聞こえてきかと思うと、続けざまに2人が倒れ込んだ。


1人目の腹部を蹴りつけ、間髪入れず次の1人の頬へ拳を叩き込んだらしい。


「あなたたち全員を拘束します」


女子生徒を保護した菊山先生が、怒りに震えた声でそう言ったのだった。