ある日、学校に監禁されました。

中でなにが起こっているのかわからない。


でも、切羽詰った悲鳴は本物だと思えた。


「おい! ここを開けろ!」


新人が拳でドアを殴りつけて叫ぶ。


しかし、教室内はまた静まり返ってしまって、返事がない。


「誰かいるんでしょ! ここを開けて!」


必死に声をかけてノックするが、それでも返答はなかった。


「ちょっと、どうかしたの?」


あたしたちの声を聞きつけて、教室に残っていた女性の先生が駆けつけてくれた。


数学担当の菊山美夜(キクヤマ ミヤ)先生だ。


「中から女子生徒の悲鳴が聞こえてきました!」


早口に説明をすると、菊山先生の表情が一瞬にしてこわばった。


「誰かいるの!? いるなら返事をしなさい!」


そう声をかけながらドアを開けようとする。


しかし、やはりビクともしない。


あたしたち3人は他のドアや窓が開かないか確認したが、どこも閉められてる状態だった。