ある日、学校に監禁されました。

得体の知れない国に連れて行かれるなんて、まっぴらごめんだ!


「なんだよ、ジタバタして」


担架を運ぶ男が舌打ちをしてにらみつけていた。


新人……新人!!


「少し大人しくさせましょうか」


担架の横を歩いていた女がそう言い、鞄から注射器を取り出した。


「やめ……て……!」


「何日も監禁されてたのに元気ね。この子はきっと役立つわ」


女はそう言い、あたしの腕に注射針を突き立てた。


体に痛みが突き抜けた瞬間、全身の力が抜けて行くのを感じた。


「これでしばらくは静かだから」


やだ……!


あたしと新人を引き離さないで!


お願い!


教室へもどして……!


あたしは自分の願いを言葉にすることも許されないまま、意識を飛ばしたのだった……。