それから2日が経過していた。
暑さは日に日に増していて、スマホニュースでは今日の最高気温は40度近くになると伝えていた。
あたしたちは食料を求めて3階へと移動してきていた。
少ないけれど、みんなが学校へ持ってきていたお菓子などをつまんでどうにか飢えをしのぐ。
「ダメだ……。このままじゃ本当に死んじゃう……」
敦美がソワソワしい声でそう言い、壁にもたれかかった。
暑さのせいで、あたしも時々意識がもうろうとする時がある。
トイレのタンクにある水は減る一方だった。
「みんなはどこにいったんだろう」
敦美が周囲を見回してそう呟く。
「あたしはここにいるよ。ほら」
そう言って敦美の手を握りしめる。
しかし、暑くてすぐに手を離してしまった。
「恵里菜? 知枝? 千穂?」
ブツブツと呟きながら立ち上がる敦美は、足元もふらついている。
暑さは日に日に増していて、スマホニュースでは今日の最高気温は40度近くになると伝えていた。
あたしたちは食料を求めて3階へと移動してきていた。
少ないけれど、みんなが学校へ持ってきていたお菓子などをつまんでどうにか飢えをしのぐ。
「ダメだ……。このままじゃ本当に死んじゃう……」
敦美がソワソワしい声でそう言い、壁にもたれかかった。
暑さのせいで、あたしも時々意識がもうろうとする時がある。
トイレのタンクにある水は減る一方だった。
「みんなはどこにいったんだろう」
敦美が周囲を見回してそう呟く。
「あたしはここにいるよ。ほら」
そう言って敦美の手を握りしめる。
しかし、暑くてすぐに手を離してしまった。
「恵里菜? 知枝? 千穂?」
ブツブツと呟きながら立ち上がる敦美は、足元もふらついている。