山形と加藤と三人でファミレスで夕飯。

山形の肉食発言は、いつものことだが、(そして、結構実行に移しているが・・・)、加藤の前で言うな。

俺を一緒にくくるな。

で、加藤、肉食発言に赤くなるな!



夕飯を食べ終わって、山形が会計をすると、

「すみません、自分の分は払いますよ」と、加藤。

「いやいや、今度食べられてもらうから、今日はおごっとくよ」と、本気だか冗談だかわからない山形。

「・・・加藤、送ってく。家どこ?」

「送りオオカミか?宮野~」

「バカか!こんな男子相手にオオカミになれねーよ」

「男子って!これでも一応女子です‼ここからなら10分くらい走れば帰れるから、一人で帰れます!」

「走るの?元気だね~」

「じゃあ、お先に失礼します。山形先生、ごちそうさまでした。今度は、私が払いますね」

「え~エサになってくれないの?」

「なりません!」

と、ダッシュで走っていく加藤。



「まて!」と、叫ぶけど、止まらず、走って消えていく加藤・・・



「追っかけないのかよ(笑)。ビビりだな~せっかく、飯食いに来たのに」

「何言ってんだよ。加藤のことなんて、なんとも思ってないし。」

と、強がってみたけど、山形にはばれているのか。

「まあ、そういうことにしといてやるよ」

結局、送ることはできず、おごることもできず、いいとこなしの俺。

確かに、ビビりだ。