「ことちゃん、大丈夫?ケガ無い?」
「わたしは大丈夫です。かいとくん、心配してくれてありがとうございます」
わたしはそういうと、かいとくんに帽子を渡した。
彼は喜んでそれを受け取り、絞ったりぶんぶん回したりして水気を切っていた。
「良かったです!帽子を守りきれて」
かいとくんに微笑みかけたが、彼は笑ってはいなかった。
まだまだ若いのに眉間にシワを寄せ、何かを睨み付けていた。
その視線の先には、青柳くんがいた。
「わたしは大丈夫です。かいとくん、心配してくれてありがとうございます」
わたしはそういうと、かいとくんに帽子を渡した。
彼は喜んでそれを受け取り、絞ったりぶんぶん回したりして水気を切っていた。
「良かったです!帽子を守りきれて」
かいとくんに微笑みかけたが、彼は笑ってはいなかった。
まだまだ若いのに眉間にシワを寄せ、何かを睨み付けていた。
その視線の先には、青柳くんがいた。



