「おはよう、波琉くん」



「お...おはよ」



波琉くんは明らかに緊張していた。


口数は少なく、いつも素っ気ない感じだけど、今日はさらにそれが顕著だ。



おはようさえもまともに言えず、目をキョロキョロ泳がせ、かかとの上下運動をしている。



うふっ...。



かわいい。



自分から誘って来たくせに、何照れてるの。