嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編

「青柳くん、何食べますか?好きなもの頼んで下さいね。今日はわたしのおごりですから!」


「オレ、なんもいらないから」


お腹空いたなんて通り越した。


どうでもいいから早く居るべき場所へ戻らねば。


ってか星名さんもそうすべきだと思うけど。


はっきり言うか。


遠慮している場合じゃない。


遠慮する意味も分からない。



「あの...わたし、食べなくていいので、最後に1つだけお願いきいてもらってもいいですか」



「何?」



ああ、心の声が駄々漏れだ。


いい加減、空気読んでくれよ。


オレはきみと離れたいの。



「すみません...。わたし、お邪魔ばかりしてしまいました。...ごめんなさい」



「いっ、いや...その...」



めんどくせえ。


マジでめんどくせえ。


オレの言葉を引き出そうとしてるじゃん。


ああ、もう!!