嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編

星名さんが落ち着いた頃、夕陽が東に傾き始めていた。


オレはうとうとしかけていたが、突然の大声で一気に目が覚めた。



「ぎゃあーーっ!」



「なんだよいきなり?!」



座り込み、顔を突っ伏して泣いていたかと思ったら、顔をばっとあげて叫んだのだ。


心臓に悪すぎる。


ってか本当に一瞬、止まったから。


オレ、1回殺されたよ、星名さんに。



「もう4時過ぎてるじゃないですか!わたし、早く帰らないと...」



「じゃあ、帰ろう」



その言葉を待っていた。