嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編

「あっちに迷子を保護するテントがある。いくぞ」


「かいとくん、あっちだって」



かいとは完璧に星名湖杜になついていた。


手をギュっと握って全く離そうとしない。


星名湖杜に妙な包容力があるのは分かった。


しかし、どうしてこんなにもなついているのかオレには謎だ。



「あっ!お母さん!」



オレがよそ見をしている内に事件は収束を迎えた。