「かいとくん、お母さんたち、次どこいこうって言ってましたか?」
「海に行ったら、海の家でお昼ご飯食べようって話してた」
「そうですか...。じゃあ海の家に行ってみますか」
星名さんが勢い良く振り返り、オレの目を真っ直ぐ見つめた。
というより、ガンをつけられてるみたいだ。
鋭く、こちらを射るような瞳...。
さっきまで半べそだったくせに。
「何?」
くそ暑い中、オレの言葉だけがドライアイスのように冷たい。
「海の家って何ですか?どこにありますか?」
コイツ、そんなことも分からないで捜索してたわけ?
暑さにじゃなくて星名さんにやられるわ。
肉体的にも、精神的にも...疲れる。
「オレの後に着いてきて。ぜってー、離れるな」
また同じようなセリフを言っていた。
何度も言わないと離れてしまいそうで、なんか怖かった。
「では、青柳くんが先頭ですね。よろしくお願いします」
はいはい、分かりましたよ。
オレが道案内すりゃいいんだろ。
といっても
あと100メートル。
「海に行ったら、海の家でお昼ご飯食べようって話してた」
「そうですか...。じゃあ海の家に行ってみますか」
星名さんが勢い良く振り返り、オレの目を真っ直ぐ見つめた。
というより、ガンをつけられてるみたいだ。
鋭く、こちらを射るような瞳...。
さっきまで半べそだったくせに。
「何?」
くそ暑い中、オレの言葉だけがドライアイスのように冷たい。
「海の家って何ですか?どこにありますか?」
コイツ、そんなことも分からないで捜索してたわけ?
暑さにじゃなくて星名さんにやられるわ。
肉体的にも、精神的にも...疲れる。
「オレの後に着いてきて。ぜってー、離れるな」
また同じようなセリフを言っていた。
何度も言わないと離れてしまいそうで、なんか怖かった。
「では、青柳くんが先頭ですね。よろしくお願いします」
はいはい、分かりましたよ。
オレが道案内すりゃいいんだろ。
といっても
あと100メートル。



