嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編

歩いていると親子と必然的にすれ違うことになる。


オレはここに来るまで海を知らなかった。


こういう所に連れてきてくれる人なんて、


そんな優しい人なんて




...――――いなかった。




今ここに居られるのも奇跡のように感じた。


昔のことは忘れよう。


思い出しても辛いだけ。


意味なんてない。


それなのに、


どうして、


記憶が


溢れるんだろう?




親子の微笑ましい会話が耳に入り込む。



「お母さん、このお魚さん何?」



それは...


カクレクマノミだ。