嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編

会長が「波琉くん」と馴れ馴れしく呼んできたことに、何故か無性に腹が立った。


オレの怒りはエネルギーに変わり、足の回転が一段と速くなる。



辺りを見渡しながら、そして、早く見つかってくれよと願いながら、オレは歩みを進めた。


何度となく来て見慣れた景色のはずなのに、未知の世界に向かって歩いているような、不思議な感覚にとらわれていた。


なぜか、


オレの心まで


迷子になっていた。