1時を回ったところで、お昼にしようと汐泉が言った。



オレのバイト先であるため、ここに入っているショップの人気商品は網羅している。




「あのね、私、ペンギンパフェ食べたいの。食べてもいい?」




食べて悪いわけないじゃん。


って、そういうことじゃないか。






...あっ



目があった。






大人びていてすっとした瞳。


やっぱり、今は上目遣い、だ。




ここは男として言わなければならない。




「買ってあげる。あっちの店で売ってるから...行こ」