「あれ?波琉?」
聞き覚えのある声がオレの後方から聞こえた。
あと一組でオレたちの番になるというのに、なぜ邪魔をしてくるのか、分からない。
しかも、敵は2人だった。
「あっ!百合野さんに朱比香さんじゃないですか!昨日はどうも」
「花火大会デートかあ。いいね、青春ってかんじで」
「ほんと、羨ましい!あたしも早くカレシ作んなきゃ!」
ああ、また邪魔者が来たよ。
なんで毎回こうなんだ。
ったく、いい加減にしてくれ。
不機嫌オーラを出したのに気づいた百合野が、
「朱比香、ひとまず退散しよ」
と言ってくれた。
邪魔者が一旦退散したところでオレたちの番になった。
意外と難しいらしく、見ている限り100円で5発打てる中で全部当てられる強者はいないようだ。
オレは汐泉に財布にあった全100円玉をあげた。
「いいの?」
「汐泉の気が済むまでやっていい」
「じゃあ、やっちゃうね!」
100円玉は8枚。
つまり、最高で40発打てる計算だ。
さすがに40発あれば10発くらいは余裕で当たるだろう
そう思っていたのだが...。
聞き覚えのある声がオレの後方から聞こえた。
あと一組でオレたちの番になるというのに、なぜ邪魔をしてくるのか、分からない。
しかも、敵は2人だった。
「あっ!百合野さんに朱比香さんじゃないですか!昨日はどうも」
「花火大会デートかあ。いいね、青春ってかんじで」
「ほんと、羨ましい!あたしも早くカレシ作んなきゃ!」
ああ、また邪魔者が来たよ。
なんで毎回こうなんだ。
ったく、いい加減にしてくれ。
不機嫌オーラを出したのに気づいた百合野が、
「朱比香、ひとまず退散しよ」
と言ってくれた。
邪魔者が一旦退散したところでオレたちの番になった。
意外と難しいらしく、見ている限り100円で5発打てる中で全部当てられる強者はいないようだ。
オレは汐泉に財布にあった全100円玉をあげた。
「いいの?」
「汐泉の気が済むまでやっていい」
「じゃあ、やっちゃうね!」
100円玉は8枚。
つまり、最高で40発打てる計算だ。
さすがに40発あれば10発くらいは余裕で当たるだろう
そう思っていたのだが...。



