7月30日。


わたしはようやく正式に青柳くんの友達になれた。


...良かった。


本当に良かった。


嬉しくて泣いてしまったけど、


でも、


それは同時に、


青柳くんの過去を知ってしまったのだからわたしもいずれは話さなければならないということを表す。


わたしは...


いつ言えば良いのかな?


選ばれなかった方というレッテルを貼られ、今まで生きてきた。


思い出したくもない人生を、わたしは受け入れ、青柳くんに話せるのかな?


考えても仕方ない。


わたしは日記帳を開いた。


ここに記されているのは紛れもなく、わたしの人生。


今まで辿ってきた道とその足跡。


シャーペンを走らせる。