「あのさ、自分勝手すぎない?
勝手に迷子と歩き回ってみたり、
海に飛び込んでみたり、
抱きついてきたり、
水族館案内してってたのんでみたり、
オレをストーカーしてお礼受け取らなきゃ帰りません的なオーラ出してみたり、
かと思ったら水分補給したら満足しました帰りますってそりゃねえだろ!
ぶっ倒れられたら困るんだよ!
他人巻き込んでおいて平気ですって顔すんのやめろよ!心配すんだろ!」
一気に言ってはっとした。
大声出しちまった...。
しかも女相手に本気で怒るなんて、オレ、どうかしてるわ。
ああ、無常。
後悔しかない。
「青柳くん...ごめんなさい」
「だから、別にその...」
謝れってことではないんだけど。
「青柳くん優しいので、つい...」
...優しい?
オレが?
このオレが?
「邪魔ばかりしてしまいました。もちろん今も。...すみません」
彼女がベッドに倒れ込んだ。
「大丈夫か?」
「...そういうとこ、です」
「は?」
聞き返したが、彼女は答えず、代わりにこう言った。
「お代わり下さい」
勝手に迷子と歩き回ってみたり、
海に飛び込んでみたり、
抱きついてきたり、
水族館案内してってたのんでみたり、
オレをストーカーしてお礼受け取らなきゃ帰りません的なオーラ出してみたり、
かと思ったら水分補給したら満足しました帰りますってそりゃねえだろ!
ぶっ倒れられたら困るんだよ!
他人巻き込んでおいて平気ですって顔すんのやめろよ!心配すんだろ!」
一気に言ってはっとした。
大声出しちまった...。
しかも女相手に本気で怒るなんて、オレ、どうかしてるわ。
ああ、無常。
後悔しかない。
「青柳くん...ごめんなさい」
「だから、別にその...」
謝れってことではないんだけど。
「青柳くん優しいので、つい...」
...優しい?
オレが?
このオレが?
「邪魔ばかりしてしまいました。もちろん今も。...すみません」
彼女がベッドに倒れ込んだ。
「大丈夫か?」
「...そういうとこ、です」
「は?」
聞き返したが、彼女は答えず、代わりにこう言った。
「お代わり下さい」



