嵐を呼ぶ噂の学園② 真夏に大事件大量発生中!編

わたしはかいとくんが去ったあと、意外と長時間突っ伏して泣いていた。


しかし、気づいたのだ。


わたし...


わたし...


「ぎゃあーーっ!」



「なんだよいきなり?!」



「もう4時過ぎてるじゃないですか!わたし、早く帰らないと...」


そう、帰らなければならないんだ。


無断で来てしまい、赤星くんをほったらかしにしていた。



「じゃあ、帰ろう」