ようこそ、不思議の国へ




「似合ってるよ。アリスちゃん!」

今日は僕の通っている高校の文化祭。今、僕は女装をしている。

僕はあの後、無事にユートピアに帰ってきた。それからは、普通にクラスメイトの前で魔法を使っている。

「…セッペリーレ!!」

僕は呪文を唱えて炎を出した。炎は煌々と燃え盛っている。この炎は、何かに燃え移ることはないので火事の心配はない。

「心配は要らないよ?僕が一瞬で葬ってあげるから」

僕が微笑んで言うと、カイは「すみませんでした」と頭を下げた。

僕は含み笑いをしながら魔法を解き、炎を消す。そして、カイと並んで廊下を歩き始めた。

今日も穏やかな一日を過ごしている。