先輩に愛されすぎて。

目の前は真っ白な廊下に教室。


そのはずが人だかりができて学校じゃ


ないみたい。


「そこ、どいてくれる?」


そう一言を放ったらみんなが


「やっぱ祐先輩はクールイケメンだよね!」


「冷たいのがまた良いよね!」


なんて呟きながら道を開けていく。


「行こう」


私にはこんな光景、幻みたいだけど


祐さんはいつも通りみたいな感じらしく


私を連れて行く。


「祐さん…手、離していいですよ?」