次の日の朝。
澄佳は、アラームよりも早く起きて、自分のベットではなく、澄佳のベットに顔を付けて、ぐっすり寝ている千穂の顔にそっと触れた。
しばらくすると、毎日に設定された目覚まし時計の音が、千穂を起こす。
「ん…」
千穂は、目覚まし時計の音で目を覚ますと、澄佳に触れられてる手に気付いた。
「ちいちゃん、おはよう」
千穂に触れている手を澄佳が離そうとすると
千穂は、澄佳の手に寄り添うように手を重ねた。
「お姉ちゃん、…もう朝…?」
聞き返す千穂の目の下のクマを見て、申し訳無さを覚えながら、答えた。
「うん、朝だよ」
「…もう朝、…かぁ…。あさ、…朝だ!」
千穂は、寝不足だ。
夜遅くまで澄佳が寝るのを見守り続けて、途中で澄佳が起きて同じことになったらと思うと心配だった。
澄佳のせいで寝不足だと思われるのが嫌で、二度寝するのはやめて勢いよく目を覚ました。
「お姉ちゃん、おはよ!」
「おはよう、ちいちゃん」
自分に言い聞かせて、繰り返すようにお互い目を合わせた。



