あのね、 私もう、忘れたくないよ。 あなたの胸の中の暖かさ。 人見知りが激しくて、 疑心暗鬼で、 引っ込み思案で、 そんな自分を受け入れることさえ できない私を、 あなたは 否定も、拒絶も、 突き放すこともしないで、 ただ、ぎゅっと抱き締めてくれた。 きれいな言葉も、慰めも 最初からいらなかったんだ。 私はただ、 こうして抱き締められて、 誰かの胸の中で、安心しながら、 お母さんになだめられる 子供のように 泣きたかっただけだったんだ。