こっちに迫ってくる河野、私達の後ろに逃げる凛。
「待ってくれるんだな?れ・い・ちゃん。」と河野が言う。
「何しに来た?」と私は言う。
「何しに?勿論!君を殺す為さ!」と河野は言った。
「狂ってやがる…」耕がボソッと言う。
「あれ?その声は、耕君?」と河野が言う。
「お前…加奈を…」耕が怒りを露わにした瞬間だった。
「君…やっぱり君も殺しちゃおうか?俺の顔…見てたんだろ?」河野はそう言って、ナイフを取り出した…
「死ね!」河野は私達に飛びかかって来た。
耕が「警備員!」と叫んだ。
その時だった、私は痛みに襲われた。