時計の針を左に回したら。

確かに菜穂は読モでかわいいけど、いったい何様なの?

菜穂の嫌がらせはまだ続いた。

菜穂はその子が持ってた手作りのお菓子を叩き落とすと

「こんなのかけるが食べるわけないでしょ」

その子はとうとう泣き出してしまった。

これには思わず私も切れて

「ちょっと酷くない?」と菜穂を軽くだけど突き飛ばしたんだ。

だから転ぶほどじゃない。でもちょうどかけるが更衣室から出てきたんだ。

菜穂はわざとらしく転ぶと

「痛い。どうしてそんなことするの?」と声を震わせた。

「かける君、痛いの、起き上がれない」

かけるは菜穂を起き上がらせると

「ちょっと酷いだろ」と言った。

本当に最悪の日だった。