夜空に咲く花

「最後。私の最後のお願いは、奏に思い出してもらう事…」彼女は言った。
「百合なのか?本当に…」俺は言った。
「うん…ありがと、思い出してくれて。」彼女はそう言うと、体が透けていった。
その瞬間、風が吹いて彼女の髪が揺れた。その時、首元にホクロがあった。百合にもあったホクロだ。
まだ、彼女の体は透けていく。
「奏…好きだったよ。」百合は泣きながら言った。
それを最後に彼女の体は消えた。
俺は、「百合。ありがとな…」と呟いた…