朔藍side


「ふふふ。久し振りだなぁ。」

独り言のように呟く少女が居た。
そいつは、身長中学生みたいな奴だった。
そいつを見ると何故か、
道を開けてしまうんだ、自然と。
どうしてだろうと思いながらも、
既視感が拭えなかった。


「おい、お前らあいつを見たことあるか?」

仲間に聞く。
女は、校長室の方に向かって歩いて行った。


すると、しばらくして、


「あれさぁ、3月にあったwingじゃない!?」

「「「あ、そういえば、、、、」」」


あの女がwingだったのか………

確か名前は、雪咲葉音だったか?

貼り出されたクラス表を見てみると、
同じクラスだということが判明した。

よし、話しかけてみよう。
俺はそう思った。



end