「名前、なんだ。」







「んーとね、私の名前は雪咲葉音。
たまに街では、wingって呼ばれるわ。」



じゃあバイバイ。
女はそう言って闇の中に消えていった。



「え、wingってあの!?」

「でも男だろ。」

「共通点が無いねぇー。」

「身長低いのは?」

「あ、それがあったな。」

「ねね!僕達あのwingに会ったんだよね!?」

「うるせぇ。」


朔藍幹部達は驚いたーーー。

まさか、wingが女だったとは。


でもこれはまだまだ初めの話。
この間の3月下旬のことだったーーー。