「なんだ、俺らのことが嫌いだから、わざと交換しなかったわじゃねえかって思ってたわ」 「そんなわけないじゃない。だけど、余裕がなかったのは本当。誰の番号も聞いてなかったと分かったのは、イギリスに渡ってからだもの」 冷静な判断を下せなかった中、あたしがした決断は果たして正しかったのだろうか? 迷いもあるけれど、もう終わってしまったことだ。 今更考えたって答えが出るわけではない。 そんな時。 「さあて、俺らのお姫様。そろそろ、ご挨拶しましょうか」 とてつもなく嫌な言葉が聞こえた。