蒼の花と荒れる野獣Ⅱ


「なんだ、俺らのことが嫌いだから、わざと交換しなかったわじゃねえかって思ってたわ」


「そんなわけないじゃない。だけど、余裕がなかったのは本当。誰の番号も聞いてなかったと分かったのは、イギリスに渡ってからだもの」


冷静な判断を下せなかった中、あたしがした決断は果たして正しかったのだろうか?


迷いもあるけれど、もう終わってしまったことだ。


今更考えたって答えが出るわけではない。


そんな時。



「さあて、俺らのお姫様。そろそろ、ご挨拶しましょうか」





とてつもなく嫌な言葉が聞こえた。