蒼の花と荒れる野獣Ⅱ



「それは金崎様のお言葉に甘えて、それは和佳菜さんがもらってしまいましょう」


「え?」

思わず大声を出してしまった。


シンと、一瞬誰も喋らなくなる。


厳かな雰囲気が流れていることを急に実感してしまって、1人で赤くなる。


「す、すみません」

大丈夫ですよ、と佐々木さんは優しく声をかけてくださった。


「マスター。こっちにも」

他のお客様が佐々木さんを呼んだので。


「そのグラス、和佳菜さん片付けておいてくれない?」


あたしは驚きやらなんやらでただ頷くことしかできなかった。


そうやってグラスを洗っていると。



カランコロンと、ドアベルが鳴った。




伝説の獅獣12代目の集まる場。


dogsと似たようなドアベルが。