「なんすかなんすか!何かあるんすか!?」



「はい、これ。」




テンション高めにやってきた隼人くん
その隣には遥もいた。



「練習試合!うわっ、すっげーところばっかだ。」


隼人くんに続き、遥にもプリントを渡すため1枚取ろうとすると、


先にプリントの束ごと取られてしまった。





「……え、」



「……後は、俺がやるんで。早く着替えなくていいんですか。」



「あっ、大丈夫。私配るから良いよ。ありがとう。」




気遣ってくれた遥
優しいなと感じながら、プリントを受け取ろうと手を伸ばす。




「スカート短いんですから。見えても知りませんよ。」



ピタッとその一言で手が止まる。

慌ててバッと両手をお尻に当ててしまう。