少しして、司は桃から体を離した。 桃は慌てて涙を手で拭おうとする。 その手を司が止める。 司よりも背が低い桃の顔を少しかがんでのぞきこむ司。 「桜木。」 「?」 「好きだ。」 司は大きな手で桃の涙を拭うとそっと口づけた。