寂しがり屋の月兎

「そんなの有明さんしかわからないだろ」

思うところは色々あっても、三日月が言うのはそれだけだ。

幼子の成長を見守るような気持ちでいる。

「……難しいわね……」

悩むことなんてないだろうに。

頭はいいくせに、変に馬鹿正直だ。

「……いいわ。わかったわ」

うん、と彼女はすっきりした顔で頷いた。

「友だちだと認めてあげましょう。望の次、二番目の。三日月」

「……そりゃどうも」

随分偉そうなお友だちだこと。

などと、余計な一言は言わない。

ただこの秋の日に、確固たる友人が一人、増えたことを喜ぶだけだ。