「心春にしか・・・ちっさくて天然で1人でなんでも我慢して可愛いなんて言われ慣れてるくせに毎回真っ赤な顔して全力で否定する。誰かのために頑張って力尽きてどこでも寝てしまって毎回俺がおんぶして帰って。寝言でも俺の名前呼んで。
そんな心春にしか俺は欲情しねぇわけ。」

「奏汰・・・何言って・・・」

「だから中家。お前はさっさと俺の前から去ってくれ。もう見たくねぇんだよ。」

「奏汰のばか」


そう言って走って逃げていった。

これでいいんだ。

俺が守りたいのは心春だけだから。