「奏汰・・・中家さんがいいんだよね。縛ってごめん」

「は?」

「別れよ。ばいばい」


「おい、心春!」


奏汰の声は聞こえてた。

でも走り出した。

もう終わりなんだ。

だから幸せになってね。奏汰・・・

泣きながら家に帰ってそのまま部屋にこもった。

鍵もちゃんとかけて・・・