「今日から、お風呂終わったあと俺の部屋においで」

「えっ……」

「大丈夫。小山さんが嫌がることは絶対にしないから。男嫌い治したいんだよね?それとも、俺じゃいや?」

そう聞かれて、ブンブンと首を横に振る。
希夜くんが嫌とか、そんなことあるわけない。
ただ……。

「希夜くんはいいの?こんなこと。もし好きな人とか、彼女さんとか……」

恋人がいないっていうのは、学校の噂でしかないし本当のことはわからない。
希夜くんにだって、好きな人がいるかもしれないし。

「大丈夫。いないよ」

「そっか……でも、」

「俺が小山さんのために協力できることがあったらなんでも手伝いたいって思ってるだけだから」

希夜くんは、私が思ってることをまるでわかってる見たいにそういってくれた。